起業セミナー

経営相談師の機(ハタ)です。

 

先日とある会社主催の起業セミナーに行ってきました。

イチコーコンサルティングでも起業相談を行っていますが、

他の所は、どのような起業指導を行っているか、興味がありました。

どの商売でも、顧客つまりお客さまの立場になると、いろんな気づきを

得ることができるので、自分がお客さまになってみることは重要です。

またそのセミナーを受講している人は、私の潜在顧客でもありますので、

その会場でどのような質問が出るのかも、チェックする価値があります。

 

結論から言うと、期待はずれでした。その主催会社は、税理士や

公認会計士対象の支援ソフトを扱っているところでした。

したがって、話の内容も、資金調達や会社設立手続きの方法といった、

事務的なものが主体でした。例えば、起業にあたって会社組織に

するか、個人事業主でスタートするのがよいか、また当面の資金調達

はどうするのか、といった内容です。

 

自分の知識の確認をするという面では良かったかもしれませんが、

私が期待していたのは、このような事務的な話ではなく、経営者として

の心構えや留意点、戦略的志向の重要性などの内容でした。

これが無料セミナーであるならば、自社の製品販売や営業に結びつく

テーマはやむを得ないと思います。しかしこのセミナーは、高価では

なかったものの、有料でした。しかも参加者にはこの会社が出版した

書籍が配布されるということもあり、それにつられて申し込んだのです。

当然、書籍の内容も、セミナーと変わらないレベルでした。

 

セミナーは、主催者側がある意図をもって開催するものです。主に

顧客拡大の為と言っても構いません。それならば、ホームページを掲載

することと、その性質は変わりありません。

 

ホームページに関しては、現在WEBマーケティングという手法が

流行で、いかにターゲットとする顧客の興味を惹くコンテンツを掲載

するかが重要だと言われています。それであれば、セミナーもそれと

同じように考えるべきではないでしょうか?

 

いかにターゲットとする顧客層に来て貰えるセミナーとするのか、

という「セミナーマーケティング」(造語です)に則って、その内容

や事前ピーアールを考えないといけないと思います。

 

イチコーコンサルティングでも、時期をみてセミナーを開催したいと

考えております。それまでに、「セミナーマーケティング」なるもの

を模索し、皆さんに満足していただけるような内容を実践できるよう、

日々研鑽していくつもりです。