サーティワンのスーパーフライデー

 

経営相談師の機(ハタ)です。

 

昨日の金曜日は、ソフトバンクのスーパーフライデーでした。

実は、先週の吉野家最後の無料牛丼は、飲み会の為、

食べ損ねてしまいました。

 

※ソフトバンクと吉野家のコラボレーションの考察については、

こちらをご覧ください。ソフトバンクと吉野家

 

しかし、吉野家は、このスーパーフライデーを無駄無く活用

しており、無料で牛丼を食べたにも関わらず、このような

割引券を配布しておりました。

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ディープラーニング

経営相談師の機(ハタ)です。

今日は話題のディープラーニングについて考えました。

ディープラーニングは、人工知能が機械学習を行う技術の
一種です。データの特徴をより深いレベルで学習し、非常
に高い精度で特徴を認識できるため、人の声の認識や、
カメラで撮影した画像の認識などで応用が期待されています。

私は一時期、会社の研究所で当時注目されていた人工知能を
使ったシステム開発をしていた時があります。しかしその時
(1980年代)は、第一次の人工知能ブームで、コンピュータ
の処理能力も低く、ニューロネットワークの技術も緒についた
ばかりでした。まだ人間がプログラムでルールを覚えさせて
いたのが主流だったのです。

しかし今は機械学習と言って、機械が自らルールを取得できる
ように進化しています。しかも、これまでの機械学習では、
特徴の抽出は人間の手で行っていましたが、ディープラーニング
では、機械が自動的に特徴を抽出することができるようになり、
人工知能のブレークスルーといわれるようになりました。


ところでこの技術、ビジネスの世界では、一体何の役に立つの
でしょうか?

まずは、受付対応システムが考えられます。
音声認識でお客様の話す内容から、求めている要望を類推し、
的確な応答・対応に繋げられるコミュニケーションツールです。


そして、現象・事象から故障・トラブルの原因を追求し、
最適な対処方法を見つけてくれる診断サポートシステム。
産業やビジネス・医療の分野での拡大が期待できましょう。


さらに過去の流行や現在のトレンドを分析して、これから人気が
出そうな音楽やデザインを創出できる芸術やファッシンの分野
での導入・利用も考えられます。

ビジネスの分野では、投資判断や経営方針の立案などに適用
できるのではないかと思えます。


でも現在これらの役割を担っている人間は、ベテランやカリスマ
と呼ぼれる特殊な才能を持った人達です。その特殊な才能が、
誰にでも利用できる世界が間近に迫っているのです。


かつてワープロが普及した時、正確な漢字を知らなくても文書が
作成できるようになりました。その結果、日本人の漢字能力の
低下につながりました。漢字が書けない、読めない大人が増えて
きたのです。

ディープラーニングという人工知能の発展普及に伴い、人間の
特殊な才能の発現が低下するのではないかという懸念があります。
特にお金が絡んだビジネスの場合、機械の判断でみんなが同一の
行動をとっては、差別化にはつながりません。損をする人がいる
から、儲ける人がいるのです。

「人の行く裏に道あり花の山」
という有名な言葉があります。みんなが裏を目指したら、そこは
裏では無くなります。結局このようなビジネスの世界では、
ディープラーニングでは読みきれない人間のセンスというか、
勘のようなものが、まだまだ存続し続けるということのなのでしょう。

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電通の鬼十則

経営相談師の機(ハタ)です。

 

電通に入社して1年目の女性社員の過労自殺が報じられています。

彼女は、試用期間後に正社員になると、10月以降1カ月の時間外労働が

労基署認定分だけでも約105時間と、過労死ラインとされる80時間を大

きく上回っていたそうです。

 

単体では世界最大の広告代理店である「電通」には、4代目社長吉田秀雄

によって1951年につくられた電通社員、通称「電通マン」の行動規範

とも言える「鬼十則」と呼ばれる非常に有名な言葉があるとのことです。

以下に、それを列記します。

 

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

 

いかにも高度経済成長時代の鼻息荒い企業の行動規範の典型である

と思われます。これ自体は、仕事に対する心構えを説いたもので、

罪は無いと言えます。しかし、これがそのまま企業体質として、

社員に享受を強いるものであったら、今日では「ブラック企業」

として社会的批判を受けてしまいます。

 

電通の企業風土がこのように厳しいものなのか、また女性社員の

勤務環境が特殊なものであったのかどうかは分かりません。しかし

少なくとも電通くらいの一流企業であれば、コンプライアンスの

通報体制や組織体制の整備、そして新入社員の研修教育にはそれら

の情報提供がなされていたものと思われます。にも関わらず、

このような不幸な結果を招いた事に対して、電通側の責任は免れない

と思われます。

 

このような体制や仕組みは、一度構築したからそれで良いという

ものではなく、絶えずそれを見直し、改善を加えていかなければ

機能しないのに等しくなってしまいます。

 

企業経営をするものにとっては、顧客満足(CS)はもちろんの

こと、従業員満足(ES)まで考慮しなければならなし、重い

責任があると痛感した報道でした。

 

ちなみに、電通には上記の「鬼十則」の他に「裏十則」なるものが

あるそうです。一つ一つ対比して書かれているので、これも考え

させられます。ご興味のある方は調べてみてください。

 

(参考)

http://www.nozomu.net/journal/000123.php

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ソフトバンクと吉野家

 

経営相談師の機(ハタ)です。

 

昨日、そして先週の金曜日は、吉野家の牛丼を食べました。

 

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民進党代表選挙の裏側

経営相談師の機(ハタ)です。

 

先日、知り合いから面白い仕事があると誘われました。

一晩都心の一流ホテルにカンヅメになって書類の仕分け作業をするだけで、

2万円近くの手当が貰えるとのことです。興味津々で当日夕方からの研修に

参加しました。

 

怪しい仕事ではないと判っていましたが、やはり予想通り民進党の代表

選挙の開票作業でした。当日の夜までに全国の党員・サポーターからの票が

都道府県ごとに集められ、その単位で候補者毎に仕分けする作業です。

翌日の午前中に国会議員の投票があって、最終的に代表が選出された後に、

臨時党大会と記者会見をする段取りになっていました。そこで、議員の

投票前に開票情報がマスコミ等に漏れないように、カンヅメ状態で情報統制

する必要があったということです。

 

深夜1時半に開票作業が始まり、4時頃には終わってました。その後は、

いわゆる軟禁状態で、記者会見が始まるお昼まで約8時間の「待機」でした。

選挙の開票作業自体は過去にも経験があるのですが、この仕事をして

いくつか考えたことがあります。

 

まず気になるのは、選挙の費用です。

私と同様に開票作業に従事した人間は、150人です。一人2万円として、

党本部員以外の人件費は300万円です。もちろん直接雇っている訳ではなく

派遣会社を通して確保した訳ですから、3割のせたとして約400万円。

次に一流ホテルのイベントホールをフロアごと借り切っていましたので、

200万ぐらいはするでしょうか。あ、朝食に仕出しのサンドイッチと

休憩に提供されたコーヒー、お茶なども、一人あたり千円勘定で党本部員

を含めて200人で20万円。これは大した金額ではないですが、記者会見や

党大会などに要した費用を諸々に含めると、この日だけで一千万円近く

かかったものと思われます。

しかし、トイレに行った時にチラリと見た会見場では、多くのマスコミが

押し掛けてきておりました。そのマスコミによる宣伝効果を考えると、

一千万円は、広告費として安いものなのでしょう。

 

次に立候補者です。

候補者は3人。敬称略で、蓮舫、前原誠司、玉木雄一郎です。蓮舫氏は

ずっと前から立候補を表明していたようで、他の候補が出なければ、

無投票で代表になり、選挙は行われません。これでは、党として困る

わけです。なぜなら、全国的なイベントとして代表選挙をやることにより、

民進党の野党第一党としてのステータスを保つとともに、この機会に

党員/サポーターの拡大を図ろうという思惑が外れるからです。

そこで前原氏が立候補を表明する訳ですが、1対1では、蓮舫氏が勝つのは

目に見えてて、面白く無い。そこで知名度の無い玉木氏が登場するのです。

玉木氏は、どう見ても選挙の盛り立て役ですね。これで巴戦となり、

一応党としては、代表選挙の格好がつく訳です。あくまでも一般の人間が

外側から見て考えたことなので、党本部が本当にそう考えたかどうか

わかりません(笑)。

 

最後に開票作業のやり方です。

今時珍しく、仕分け作業を人力で行っていました。現在国政選挙などは、

投票用紙の自動読み取り機械があり、数十名の候補者の票を自動的に

仕分けしてくれます。漢字は言うまでもなく、ひらがな、カタカタまで

候補者毎に認識してくれます。その機械を使わずに、なぜ人海作戦で

開票作業をしたのか?これはやはりイベントして捉えたからでしょう。

現実に我々の開票作業の模様をテレビカメラで収録しておりました。

開票の模様を全国に放映するとしたら、自動読取機のアップ画面より、

150人の人間を動員した画面の方が、重みがあります。おそらく、その

一点だけで400万円の人件費を使ったのではないかと思うのは、考え

過ぎでしょうか?ちなみに、私を雇った派遣会社は、その自動読取機

のメーカーから仕事を貰っていました。面白いと思いませんか?

 

 

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精密検査を受ける

経営相談師の機(ハタ)です。

 

先日、健康診断で「要精密検査」のコメントを貰ってしまいました。

所見欄には「腫瘍の疑いあり」の文字が!! 部位は腎臓です。

慌てて腎臓病の専門科がある大学病院を探しました。

ようやく診察の予約が取れたものの、2週間先です。

この間に病気が進行して手遅れになったらどうしようか、などと

気を揉んでおりました。

 

診察当日、10時からの診察に対し、9時半までに外来受付を

済ませるようにとの注意があり、早めに「総合外来センター」という

所に行きました。

すごく大きな建物です。これは大学病院と言うより役所、それも

都道府県庁の新庁舎みたいな感じで、圧倒されます。

 

まずは正面の「初診受付」と掲示のあるカウンターに行き、健診

センターからの紹介状と健康保険証を提示します。最近の大学病院

では、紹介状が無いと原則診察してもらえないそうです。軽度の病状

の患者が高次医療施設に直接来ないようにするためのバリアーで

しょう。これはこれで納得できるやり方であると思います。

 

診察券の作成など、初診時の書類を作成する間、ソファーで待ち

ます。既に20名以上の老若男女が座っています。書類ができた人

の名前が呼ばれ、それぞれの診療科の病棟に行くように言われて

います。大きな病院では、患者を待たせるのは、当たり前のように

行われており、患者の方もそれを受忍するのが日本の医療です。

待つ間に、自分が激痛を抱えていたら、さぞかし苦しい思いを

しながらこの時間を過ごすのだろうなと、想像してしまいました。

 

今回は、さぞかし待たせられるだろうと、こちらも対策をしてきて

おります。待つ間に読む書籍はもちろんのこと、午後にまでかかる

ことを想定して、昼食のパンや飲み物まで用意しました。

この人数なら30分はかかるだろうと想定していたのですが、15分

経過した頃に呼び出しがあり、ちょっぴり嬉しくなりました。

 

しかし、泌尿器科の受付に行くと、またもや大人数の診察待ちが。

諦めてソファーに腰掛けて待っていると、程なく看護師さんが私の

名前を呼びます。診察室に入るのではなく、採血と検尿をして、

その後に超音波(エコー)検査を受けるように言われました。

 

さすがにいきなり診察ではなく、CTスキャンぐらいはするだろうと

予想してましたが、健診センターと同じ検査を再度行うようです。

3階の泌尿器科から地下の検査センターに移動します。しかし、

採血と検尿はスムーズでした。殆ど待ち時間らしい待ち時間が

ありません。全てコンピュータシステムで、情報共有されてるようです。

 

3階の泌尿器科に戻ってエコー検査を受けましたが、こちらも

すぐに検査が開始されます。この時点で10時を過ぎていました。

検査結果が出てから診察を行うと言うので、30分くらい待ちました。

 

大型ディスプレイに私の受付番号が表示されてから、診察室に

入るルールです。結果は、腫瘍ではなく、嚢泡という水溜りの様な

もので、安心しました。

 

それにしても先生の丁寧な説明はもちろんのこと、エコー検査の

解像度には驚かされました。健診センターの不鮮明な画像と見比べ

ながら説明を受けたのですが、ビックリです。何ミリ×何ミリという数字

まで正確です。さすが腎臓病で定評ある大学病院だな、と感心しました。

 

最後の会計も非常にスムーズです。駅にある券売機のような機械

に診察券を入れ、精算します。もちろんクレジットカードも使えます。

 

病院を出たのが、11時過ぎ。正味2時間というところでしょうか。

画期的に迅速という程ではありませんが、「待たされた」という感じは

ありませんでした。むしろ人数の割にはスムーズで、よくできたお客様

対応システムであるという感触です。

 

病院のカルテシステムは、昔からありますが、患者さんを待たせない

というサービス業の観点に立ったシステムが、ようやく普及してきた

ようです。医療機関・病院は、サービス業であるということをもっと

自覚するべきです。医療技術もさることながら、このような顧客対応が

病院を選ぶ指標として重要視されるようになるのではないでしょうか。

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お客様への対応(一事が万事)

経営相談師の機(ハタ)です。

 

先日、愛車(23年も乗り続けている今時珍しいマニュアルシフト車)を

車検に出しました。その時にあった事(顛末)をブログネタにしました。

前回と同様、記憶が定かでない箇所は、多少の脚色が入っております。

 

ハ:E社さんですか。自家用車を車検に出したいのですが、支払いに

 クレジットカードを使用できますか?

 

E:整備費用には使えますが、自賠責や自動車税等の法定費用は、現金で

 支払ってください。

 

ハ:えっ?前に車検を頼んだところは全てカードが使えたんですが、法律が

 変わったのですか?

 

E:いや、法定費用はそちらに代わってウチが支払うので、その分は現金で

 頂くことにしています。年式が古いので、6万円弱になると思います。

 

※私は普段から現金を持たず、ほとんどクレジットカードで買物をしています。

なので釈然としないまま、翌日銀行まで足を運んで現金6万円を用意しました。

 

約束の時刻にE社の工場に行くと、3人の整備担当者がいた。工場の

前に車を停めて、待つこと数分。誰も「いらっしゃいませ」と声をかけない。

業を煮やして「すみません、昨日車検の約束をしたハタですが」と、こちら

から声をかける。

「奥のテーブルで待っててください。係の者が来ます」との事で待つこと

5分以上。腹に据えかねて、「すみませーん、ずっと待ってるんですが!」

と叫ぶと、ようやくチーフらしき小太りの年配がやってくる。

 

ハ:昨日、この時刻に来ると言った筈です。お客さんを待たしていいんですか?

 

E:ああ、すいません。昨日6万円と言いましたが、正確には67,680円です。

 

ハ:えー、6万円でお釣りが出ると思って、現金は6万円しか持ってきてないです。

 

E:あ、いいですよ。じゃ、6万円をお預かりします。これが預かり証です。

 

※「6万円の預かり証」と言われた時点で、かなりの違和感を感じましたが、

この時はそれが一体何なのか、わかりませんでした。そして3日後の引き渡し日。

営業開始時間を聞いており、その時間直後に工場に行くが、今度は誰もいない。

「すいませーん、すいませーん」と何度も大声を上げて、ようやく例のチーフが

現れる。

 

E:全部で98,370円です。6万円先に頂いてますから、残金38,370円です。

 カードでお支払いできます。

 

ハ:ちょっと待ってください。6万円は領収証ではなく「預り証」になってますから、

 まず返してください。その上で98.370円全額をクレジットカードでお支払いします。

 

E:前にも言ったように、法定費用は現金で頂くことになっています。

 

ハ:話が矛盾してますね。法定費用は67,680円なのに、6万円しか現金が無い。 

 本当は7,680円の現金不足なのに、あなたはそれも含めて残金をクレジット

 カード払いにできると言っている。では「法定費用は現金で頂く」という言葉に

 どこまで拘束力があるのですか?

 

E:・・・・・・

 

ハ:もし先の6万円が預かり金ではなく、支払金だと仮定した場合でも、次のよう

 な解釈ができます。私は残金38,370円の支払いに対して、98,370円をカード

 で払います。そうすれば、現金で6万円の「お釣り」を貰えますね?

 

E:・・・(しばらく沈黙が続いた後に)・・・わかりました。現金6万円はお返しします。

 

ハ:ところで全体費用が10万円以下と安いのは嬉しいのですが、交換部品とか

 無かったのですか?

 

E:いえ、ありません。サービスでオイル交換はしましたが、部品の交換は無いです。

 

ハ:もう23年乗ってる車ですよ。前に車検を受けたときも、どこかの部品が減ってる

 から気をつけてくださいと言われた記憶があります。車検の所見を聞かせてください。

 

E:特に何も無いと聞いています。。。

 

ハ:検査の所見が何も無いなんて、そんな馬鹿な!本当に検査したんですか?

 私は、今後2年間あの車に乗ってて、大丈夫なんですか?

 

E:今後2年間なんて・・・。あくまでも、その時点で検査した結果なので・・・。

 

ハ:一事が万事と言います。お客様を待たせるなんて、もっての他ですね。

 お客様対応というか、サービスの改善を一から考えた方が良いですよ。

 

※もう2度と、この会社を利用することは無いと心に決めたのは言うまでもありません。

この会社は、大切なお客様をまた一人失ったのです。

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SEO対策会社 その2

 経営相談師の機(ハタ)です。

 

B−Plusでのインタビュー記事掲載以来、(こちらに売り込む)いろいろなお誘い

があったことは、前回お話ししました。

 

その中で、次のようなSEO対策会社(S社)からの勧誘がありました。以下、できるだけ

事実に忠実に記載しますが、記憶が曖昧なところは、多少の脚色が入っていることを

ご了承ください。

 

S:イチコーコンサルティング様のホームページを拝見しました。今後有望な会社として、

当社の製品を使って頂きたいので、そちらに伺ってお話しをさせてください。

 

イ:わかりました。お待ちしています。

 

S:イチコー様のホームページをgoogle等の検索の上位に表示させる方法としては、

業務内容に関連したキーワードの多くで、1位を取るようにすればいいのです。

 

イ:しかし現在は意図的なキーワードをページのヘッダー等に埋め込んでも、検索

エンジンはそこを見ないで、ページの内容で判断すると聞いてます。

 

S:おっしゃる通りです。しかしホームページの管理を当社にお任せ頂ければ、

ヘッダー等を加工して、多くのキーワードで検索エンジンに引っかかるようにします。

当社の「D」というソフトをお使い頂ければ、いつでもそのサービスが提供されます。

実際に使われた会社さんの実例が、このようにあります。当社としては、コンサルタント

業界での使用実績を作りたいと思い、イチコーさんに声をかけました。

 

イ:声をかけて頂いたのはありがたいですが、無料ではなく自己負担があるのでは?

 

S:はい。この値段表に示したように、本来であれば使用料が毎月約5万円で、

5年間の契約で約300万円かかります。しかし今回は実績を作りたいので毎月

約3万円でご提供できます。

 

イ:3万円でも総額180万円です。検索上位に来るだけで、集客に結びつく保証も

なく、ましてや売上の見込みも立たないのに、とても払える金額ではありません。

 

S:では、いくらならお支払い可能でしょうか?

 

イ:そうですね。毎月5千円、もし払うとしても毎月1万円が限度でしょう。

 

S:それでは、最初の1年間は毎月1万円、その後の4年間は毎月2万円ということ

では、どうでしょうか?もちろん、私の独断では決められず、上司の了承が必要ですが。

 

イ:そうきましたか!(この時点で、私はこれが「駆け引き」であると自覚しました。)

しかし最初は安いように見えても、総額108万円、しかも5年間の支払い義務が

確定してしまいます。売上の前に原価が発生してしまう話には乗れません。

 

S:なぜですか?イチコーさんにとっては、確実に集客が見込める投資ではないですか?

 

イ:ちょっと待ってください。先ほども言いましたが、検索上位に来るだけのことで、

集客や売上に結びつく保証はありません。ページを見た人からの引き合いが発生して、

それを集客に結びつけ、さらに売上にまで持っていくには、その先にいろんな工夫が必要

になってきます「確実に集客が見込める」と言う表現は、売上が増える期待感を抱かせる

あなたの詭弁ではありませんか。仮に広告料だと割り切って考えても、高いと思います。

 

S:残念ですね。当社としては、イチコーさんに実績を作ってもらいたいと声をかけたのですが。

 

イ:もし仮にイチコーコンサルティングが、このソフトを使って「実績」を作ったとして、

相談者に何と言うのでしょうか?「あなたもこのソフトを使えば、売上が上がりますよ」

なんて言えるわけありませんよね!私は相談者に、自分でできる集客の方法をコンサル

ティングしています。その私が高価なソフトを使うわけにはいかないんですよ。

 

話はこれで終わりです。今回はあえて営業マンとの会話だけを記載しました。

これをご覧になった皆さんがどのようにお感じになられたか、興味のあるところです。

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起業セミナー

経営相談師の機(ハタ)です。

 

先日とある会社主催の起業セミナーに行ってきました。

イチコーコンサルティングでも起業相談を行っていますが、

他の所は、どのような起業指導を行っているか、興味がありました。

どの商売でも、顧客つまりお客さまの立場になると、いろんな気づきを

得ることができるので、自分がお客さまになってみることは重要です。

またそのセミナーを受講している人は、私の潜在顧客でもありますので、

その会場でどのような質問が出るのかも、チェックする価値があります。

 

結論から言うと、期待はずれでした。その主催会社は、税理士や

公認会計士対象の支援ソフトを扱っているところでした。

したがって、話の内容も、資金調達や会社設立手続きの方法といった、

事務的なものが主体でした。例えば、起業にあたって会社組織に

するか、個人事業主でスタートするのがよいか、また当面の資金調達

はどうするのか、といった内容です。

 

自分の知識の確認をするという面では良かったかもしれませんが、

私が期待していたのは、このような事務的な話ではなく、経営者として

の心構えや留意点、戦略的志向の重要性などの内容でした。

これが無料セミナーであるならば、自社の製品販売や営業に結びつく

テーマはやむを得ないと思います。しかしこのセミナーは、高価では

なかったものの、有料でした。しかも参加者にはこの会社が出版した

書籍が配布されるということもあり、それにつられて申し込んだのです。

当然、書籍の内容も、セミナーと変わらないレベルでした。

 

セミナーは、主催者側がある意図をもって開催するものです。主に

顧客拡大の為と言っても構いません。それならば、ホームページを掲載

することと、その性質は変わりありません。

 

ホームページに関しては、現在WEBマーケティングという手法が

流行で、いかにターゲットとする顧客の興味を惹くコンテンツを掲載

するかが重要だと言われています。それであれば、セミナーもそれと

同じように考えるべきではないでしょうか?

 

いかにターゲットとする顧客層に来て貰えるセミナーとするのか、

という「セミナーマーケティング」(造語です)に則って、その内容

や事前ピーアールを考えないといけないと思います。

 

イチコーコンサルティングでも、時期をみてセミナーを開催したいと

考えております。それまでに、「セミナーマーケティング」なるもの

を模索し、皆さんに満足していただけるような内容を実践できるよう、

日々研鑽していくつもりです。

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メディア掲載

経営相談師の機(ハタ)です。

 

事情によりブログの掲載を休止していました。

ページ上部にもあるように、今回B-plusというメディアに記事を掲載

してもらった事を契機に、また再開しようと考えました。

 

このメディアへの掲載は、無料ではありません。掲載される企業側が、

費用を支出します。もちろん全額ではなく「一部負担」として、

負担方法もいろんな形が採られます。

 

したがいまして、これはマーケティングでいうところのプロモーション

の一手段と言うとになります。今回のようにWEBマガジンへの

インタビュー記事の掲載の他に、プロモーションビデオの制作や出版

などの話が来ています。

 

つまりこれらの制作会社にとっては、企業が「顧客」となるのです。

制作会社によっては、顧客の企業の選定にあたって、一定の選定基準

を設けているところがあるようです。制作物の視聴閲覧等を行うのは、

一般利用者という理由だからです。しかし直接的には、顧客からの制作

契約を取ることが彼らの収入源であり、当面の目的となります。

 

これ以上言うと、差し障りがある部分もあるので、今日はこの辺に

しておきます。とりあえず、以下のようなバナーが貰えたりしますので、

単純に嬉しかったのです(笑)。

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