ピーターの法則

経営相談師の機(ハタ)です。
皆さんは「ピーターの法則」をご存知ですか?
「起こる可能性のある悪いことは、いつか実際に起こる」という経験則からなる
マーフィーの法則は有名ですね。それに対しピーターの法則は、ちゃんとした
社会科学の法則で、「有能な人材は、組織内で昇進を続け、ある階層で限界点に
達する。その結果、各階層は無能な人間で埋め尽くされる」というものです。

 

極端な例を挙げると、長島監督や王監督は、プレーヤーとしては超一流だった
けど、(昇進して)監督としては一流ではなかったという「名プレーヤー必ずしも
名将とならず」ということの根拠です。(一流の判断は主観に基づきます。)

 

この法則によると、組織の各階層は無能な人間で埋め尽くされ、組織全体と
して、無能な集団となってしまうのです。つまりプロパー(生え抜き)の社員が
出世して役員になっても、経営の専門家ではない限り、無能な判断をしてしまう、
ということになります。

 

組織の無能集団化を防ぐ方法としては、各階層ごとに昇進の限界点を設けるか、
各階層に適した人材を外部から持ってくる方法があります。

 

最初の方法は、官僚におけるキャリア制度で適用されています。
つまり、官僚の最高峰である事務次官になれるのは、国家公務員1種試験に
合格した「キャリア」官僚のみです。とかく批判のある官僚制度ですが、
これはこれで、ピーターの法則に適っています。

 

後の方法は、欧米の会社制度でよく採用されています。つまり管理職
(マネージャー)や経営層(ディレクター)は、その実績・経験のある
者を外部から採用するというやり方です。

 

日本の伝統的な会社制度では、プロパー重視が長く続いていましたが、
現在では、外部から人材を登用する例が多くなっています。日産自動車
のカルロス・ゴーンなんかが、その典型的な例ですね。

 

起業したての会社では、人材が不足していて、人事制度にまで頭が回らない
と思います。しかし、事業が軌道に乗って、ある程度従業員が増えてくると、
無能な集団に陥らないための対策を考えておく必要があります。

 

ちなみに、同じ社会科学の法則の一つとして、「役人の数は、仕事の量とは
無関係に増え続ける」というパーキンソンの法則というのもあります。
参考までに。

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コメント: 2
  • #1

    Rico Dry (土曜日, 04 2月 2017 18:16)


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